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日系企業の人事 基本の「き」

ベトナム人スタッフの面接 採用したい応募者への口説き文句


今回は面接ノウハウの最終回として、「口説き」についてご説明します。ただ、頭を下げて「お願い」をすると勘違いする人もいますし、入社後の社内にも良い影響はないでしょう。そこで最初は、応募者を深く理解している点を伝えます。例えば次になります。
 
「今回弊社の求める人材は、主体性と責任感、〇〇の知識を持つ人です。あなたは面接やテストの結果から主体性と責任感の両方を持ち、かつ今後の業務で必要な〇〇にも詳しい。ですから、ぜひ弊社へ来てほしいのです」
 
その後は、その方が望むキャリアを作れて、成長できる会社であることを伝えてほしいです。そのため、面接ではコミュニケーションを深めて、応募者の将来設計や夢なども確認し、自社に入社することでその道が開ける点をアピールします。短期的には日本などへの研修制度があります。ベトナム人はビザの関係で東南アジア以外の海外旅行はハードルが高いため、日本への研修機会は給与額以上にありがたい待遇になります。
 
過去のデータを見ますと、転職者全体の40%は、前職から給料アップしていません。本人が行きたい会社、成長できる仕事であれば、給与額はさほど問題ではないのです。また、ベトナム人は日本での企業ブランドを気にせず、大手や上場企業などではなく日系企業に就職したい人が多いです。実際、社員数が数万人の企業から数人の企業へ転職する場合もあります。
 
面接官の魅力で、一緒に働きたいと思われるように口説いてください。そして、最終的には応募者自身が入社の決断をすることも重要です。面接官も、自分自身を日々磨き続ける必要がありそうです。

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