ビジネス

Business

あなたの知らないベトナムビジネス

成長を続ける中古品ビジネス


が渡日した19年前の1996年でも、日本はとても発展していたように記憶しています。その理由の一つは、日本人の生活の中にあまり中古品を見かけなかったからです。生活水準の高い日本ですと人件費も高く、中古品の取集、修理、保管、管理の手間を考えれば使い捨てが合理的でしょうが、人件費の安いベトナムでは、実はとても有望なビジネスなのです。

中でも、「中古品の王様」と呼ばれるNguyen Van Thuong(グエン・ヴァン・トン)氏が一番有名かもしれません。トン氏はもともと引っ越し屋さんで、捨てられた物を持ち帰り、清掃や修理をして近所の人にあげていたそうです。

その評判が意外に良く、買いたいとやってくる人が多くなり、中古品ビジネスを始めようと決断したそうです。彼の会社であるThuong Thuong有限会社は、今や1万㎡と5000㎡の2つの中古品売り場を持ち、社員数も120名ほどになっているそうです。

彼は地域に密着した営業で中古品を仕入れ、自社で販売していますが、ネットで中古品ビジネスをする業者が最近では多く見かけられます。物を売りたい人がWebサイトから問い合わせ、業者が査定をし、値段が合意すれば購入して、自社の倉庫に保管する。これらの品物をWebサイトで公開して販売するという、とてもシンプルな方法ですが、かなり儲かっているとか。

人件費が安く、生活水準がまだこれからのベトナムでは、中古品ビジネスはまだ向こう10年は成長するだろうと思います。このような中古品の再利用は、ある意味とてもベトナムらしく、地球にやさしいビジネスな感じがします。

ページの先頭へ