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あなたの知らないベトナムビジネス

コスト安と未開拓市場が魅力
事業売却をビジネスに


ーカル企業の経営者である友人たちと何度か話したところ、「自分の会社であっても、値段が合えば売却も全く問題ない」という考えが多く、驚いたことがあります。日本人なら、創業した会社は世に問うために存在し、我が子のようでもあり、売却は簡単に考えないだろうからです。

しかし、ベトナムのような新興国では、事業開発をしてある程度の規模になったら売却し、大きなお金を手に入れる考え方もあります。有名なのは現在Nam A BankのオーナーであるMs. Huong。1990年代にビール工場を作って、フィリピンの有力ビール会社であるSan Miguelに売却し、約500万USDを得たそうです。ベトナム最大級の求人サイトVietnamWorksを運営するNavigos Groupを立ち上げたLevey氏は、日本のエン・ジャパンに事業を売却して話題になりました。取引額は約2200万USDとも言われます。他にも、小規模でメディアにリークされない非公開事業売却もたくさんあると聞いており、大金を儲けた個人オーナーも多いようです。

この事業売却を可能にする理由はいくつかあります。まず、ベトナムでは外資制限される商業分野があるため、ベトナム人がまず起業して、規制解禁後に外資系企業に売却できます。また、資金やノウハウを持ち込んでベトナムにはまだないビジネスを立ち上げ、新しいマーケットを作り、マーケット拡大後に参入する外資系企業に売却することもできます。

日本では事業売却はあまり馴染まないかもしれませんが、事業立上げのコストが安く、未開拓マーケットが多いベトナムでは、日本人ビジネスマンにチャレンジしてもらっても面白いかと思います。

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