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あなたの知らないベトナムビジネス

所得増と流通網の整備で成長する
ベトナムの玩具マーケット


末に家族と、新しくできたイオンモール・ビンタンに行ってきました。子ども向けの玩具屋さんが3 件もあり、子供の遊び場やゲームセンターも入れるとかなりの広さで驚きました。ご存知のようにベトナム人の平均年齢は28 歳と若く、こうした若い世代が結婚し、子どもを産んでいくわけですから、幼児・子ども向けマーケットの拡大は必至でしょう。

ベトナムで販売される玩具には主に2 つのルートがあります。ひとつは欧米や日本からの輸入品で、価格は割高。もう一つは中国製で、価格は手頃ですが、品質が悪い。この数年、家庭の所得向上と現代的な流通網が整備されたため、玩具市場は毎年2 桁成長を遂げているようです。一方で、中国製は子供の健康に悪影響を与えるのではないかという心配から、高品質なベトナム製玩具を求める声が増えています。しかし、ベトナム製はバラエティがない割に中国製より10 ~ 20%高く、どうしても人気が出ません。

その中で、TOSY ROBOTICS というベンチャーの挑戦が面白い。アジア太平洋ロボコン大会を制覇したHo Vinh Hoang 氏が、大学在学中の2002 年に設立。音楽を感知して踊る可愛らしいロボット、電子コマゲーム、ブーメラン型トリプルコプターなどで話題になりました。私も購入したことがあり、完成度の高さに驚きました。ちなみに、TOSY 社は玩具だけでなく工業用ロボットアームも製造販売しており、業績を伸ばしているようです。

日本にも、こうした玩具の開発・生産を請け負う工場がたくさんあると聞いています。経験を積んだ技術者に経営企画者、営業職が集まれば、ベトナム発の新しい玩具ができる日も遠くないと、期待したいです。

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