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あなたの知らないベトナムビジネス

ビジネス観点で見る路上喫茶店


事で日本人と会話をすると、「なぜ、路上の喫茶店が多いの?」、「なぜ、昼間からああいう場所に群がっている人が多いの?」とよく聞かれます。

路上喫茶店の魅力はまず、どこにでもある抜群の利便性。人がよく通る袋小路の交差点、オフィスビルの近くには必ずあります。メニューはベトナムコーヒー、フレッシュジュースと炭酸飲料水ぐらいですが、料金はコーヒー1杯が1万VND(50円)ほどと、とても安い。一般的なベトナム人ビジネスパーソンは、朝のコーヒー、ランチ後の一服、そして、人に知られたくない駆引きや打合せの場所としても、路上喫茶店と深くかかわっています。

仮に店の収支を計算してみると、1日の売上は1日50人×2回の来店×1回1万VND=100万VNDで、日曜日を除くとすれば月額で2500万VND。利益率は50%以上と言われていますから、半額としても毎月の収入は1250万VND(約600USD)となります。大きな投資をしない割にはうまみのある商売ですし、さらに簿外の利益も…。地場で人気の(潜りの)賭博の、非公式な取扱店(?)となれば、そこからも手数料が入り、さらに収入が増えるのです。

有効活用法もまだまだ。例えば、営業的にアプローチしたい企業の近くにある路上喫茶店のおばちゃんにうまく頼んだら、その企業の意思決定者を紹介してもらえることもよくあるようです。なぜなら、喫茶店のオーナーは常連客のことを熟知しているから。銀座のママさんの廉価版かもしれませんね。

こういうおばちゃんを味方に販促活動を続ければ、低コストでかなりの数の中間層へもアプローチできるはず。ベトナムならではのコーヒー文化と営業方法、ぜひ試してください。

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