ビジネス

Business

日系企業の人事 基本の「き」

経営資源としての「ヒト」と 「人事」の役割


経営資源とは「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の4 つを指します。これらの中で他と異なった次元にあるのが「ヒト」です。なぜなら、調達、廃棄、入れ替え等が簡単には出来ないからです。

当たり前の話ではありますが、一度採用(調達)した人は簡単に解雇できません。また、人はそれぞれ固有の能力と特色を備えているため、ある人物の代わりにまったく同じ人物を充てることは不可能です。つまり、質的な代替性が極めて低いのです。

逆に「ヒト」は、質の転換可能性が高いことが特徴です。経験や研修などを経て成長することで、資源として大きく変化する、ハイリターン的な側面があります。

こうした人材をどのような活動に集中投下するかは、企業の事業戦略や競争優位性などに密接に関係しています。例えば同じ小売業でも、チェーンオペレーション型と付加価値の高いオーダーメイド型では、人材の採用、教育、評価などが大きく異なります。

現在、企業の中で「ヒト」を扱う人事部の役割は、「人事管理」から「人的資源管理」(ヒューマンリソースマネジメント)へと変化しています。

人材の育成、評価、給与支給など以外に、採用全般や人事戦略策定まで業務の幅が広がり、管理部門というより経営スタッフとしての位置付けが強くなりました。

なかでも重視されているのが企画機能です。

企業全体の人的資源の最適化に関する計画立案と、そのためのコスト最適化の実現等が求められています。

本社から出向で海外事業を任せられている駐在員の方は、現場の管理だけでなく、企画立案にも多くの時間を割く必要があるのです。

ページの先頭へ