ビジネス

Business

あなたの知らないベトナムビジネス

最終回 私の仕事、人材紹介ビジネス


回は本連載の18回目で、実は最終回です。寂しい限りですが、今回は私が仕事している人材業界について、ちょっと触れたいと思います。

ベトナムにおける人材はホワイトカラーとブルーカラーに大別されます。ホワイトカラーは大抵、大学を卒業し、何らかの専門性を持ち、就職先は外資系企業か優良なベトナム地場企業が多いです。こちらには弊社も含めて、様々な人材系企業が多彩なサービスを提供しています。人材紹介、教育・研修、人事制度構築、適性診断などがあります。

一方で、ブルーカラーの単純労働者に関しては、日本には馴染みのないベトナム特有のサービスが多くあります。例えば、長距離バスターミナル付近に点在している民間職業斡旋所は、地方からの出稼ぎ労働者を地場企業へ紹介しています。何も知らない弱い立場の求職者から、紹介料を一括してだまし取る業者が多く、社会問題にもなっています。

他には、学費と手数料で外国語や基本スキルを教えて、海外への就職を仲介する送り出し機関も大きなビジネスです。

私が人材紹介の仕事を始めたのは2010年です。当時、ベトナムの国力は何かと考えたとき、やはり「人材の質」で戦うしかないと結論付けました。登録者がよりチャレンジングな仕事ができれば、本人のレベルアップにも貢献できます。より大規模な人材紹介ができれば、教育や安定的な職業斡旋まで可能になり、自分も「よい仕事をしている」と思えるようになります。まあ、人の能力開発を考える前に自分の能力開発が先なのでしょうけど(笑)。

最後に、今まで本連載を読んでいただきありがとうございました。

ページの先頭へ