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日系企業の人事 基本の「き」

ベトナム人材の特徴 キャリア感やモチベーションリソース


一般的に言われるベトナム人の特徴は、「プライドが高い」、「まじめ」、「家族主義」、「拝金主義」などだと思います。これらを定性情報として知っている方は多いとは思いますが、今回は「実態値」としての特徴を少し説明したいと思います。基本的には「家族主義」、「形式主義」、「現実主義」の土台に、人格形成がされている前提でご理解いただきたいです。

 

今回のテーマ、キャリア感に関しての総論では、国民の平均年齢が20 代後半と若く、手本となる年長者が少ないため、どのようにキャリアを積めば良いかがわからない人が多いと思います。
リクルートワークス研究所が2012 年に、20 代と30 代のベトナム人大卒者600 名に対してグローバル・キャリア・サーベイを行っています。対象国はタイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、中国、韓国、日本です(ベトナムの調査は弊社が対応)。まず他国として比較してベトナムのみの大きな特徴は、日本でいう「正社員」(無期雇用者)の割合が46%と、半数を下回っていることです。他国での無期契約は8 割程度でした。

 

また、「仕事で重視すること」の調査結果は、1 位が「高い賃金や充実した福利厚生」(78.5%)、2 位は「教育研修の機会」(44.4%)、3 位は「雇用の安定性」(37.5%)であり、日本では「仕事内容」や「職場の人間関係」が上位に上がりました。「転職回数」の平均は1.19 回(日本は0.87 回)と、決して高くはないのですが、初職から3 年未満で辞める人は4 割近くいました。

 

調査から読み取れたのは、「転職はしがちで、一部は何度もしている」ということ。大学を出て数年間の社会人経験は、有期契約の中での学習や成長の機会ととらえているようです。

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