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日系企業の人事 基本の「き」

ベトナム人材の特徴 仕事の探し方や退職の理由


前回に続いて、今回もキャリアサーベイ(リクルートワークス研究所調査)の結果から、ベトナム人材の「実態値」をお伝えしていきます。まずは就職先をどのように見つけているかです。調査の結果、1 位は「家族や知人の紹介」(36.2%)、2位は「公的なサービス」(14.4%)、3 位は「企業に直接問い合わせ」(12.6%)、4 位は「大学・学校」(12%)、5 位は「インターネットサイト・人材紹介等の民間サービス」(9.8%)となっています。日本の1 位は「インターネットサイト・人材紹介等の民間サービス」で40%でした。

 

ベトナムでは、「顔見知り」の紹介で、「安心できる職場」で働きたい意向があると思われます。特に30 代キャリア層の転職手段の40%が「家族や知人の紹介」になっており、優秀な経験者の人材獲得では口コミが重要なポイントにもなりそうです。また、新卒者の進路決定要因で「親」の影響は49.9%、「友人」のそれは32.9%で、身近な人や信頼できる人の賛同を得ることも重要になりそうです。

 

初職の退職理由については、1 位は「賃金への不満」(29.3%)、2 位は「労働条件や勤務地への不満」(23.7%)、3 位は「会社の将来性や雇用安定性への不安」(10.2%)、4 位は「仕事内容への不満」(8.6%)でした。公共交通機関が弱いベトナムでは、通勤時間も大きな退職理由になっているようです。

 

ベトナムでは転職をポジティブにとらえているとも言え、転職後に「年収が増えた」人の割合は6割にも上りました。余談ですが、ベトナム人の「副業収入あり」の比率は57.9%と、調査したアジア7ヶ国の中で一番高いものでした。こうした給料以外の収入が、高価な携帯電話などを購入できる理由なのかもしれません。

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