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日系企業の人事 基本の「き」

日本企業とベトナム人との マッチング・アンマッチング


日本企業とベトナム人はマッチしているのか。同じ日系企業でも各社の社風は違い、ベトナム人も個人差が大きく、一概にはお伝え出来ないことを前提であえてお伝えします。
最初に「マッチング」している、つまり企業と従業員との考え方や習慣が合致している点です。①企業側が社員教育を行うことを当たり前だと考えている、②企業側が長期的な雇用継続を前提に雇用している、③年功序列の価値観が強い。上記3点は使用者と雇用者が比較的同じ方向を向いていると思われます。日系企業の人気が高い理由も上記のポイントに加えて、自分自身が成長できる、経営者が信頼できる、などが多いです。

 

逆に「アンマッチング」、ベトナム人に人気のない点は以下です。①職務内容が不明瞭、②賃金体系に柔軟性が弱くて昇給は公平かつ緩やか、③家族都合より会社都合。3番目は、業務の緊急度や重要度が高い場合に自己犠牲を伴うことは理解できるが、それでもベトナム人は家族を優先するということです。
そもそも日系企業の多くは、「ヒトの業務能力」に賃金を払うことを重要とする場合が多い。一方でベトナム人の多くは、「職務内容とポジション」に賃金が連動していると考えています。そのため、給料交渉などでスレ違いが生まれやすいのです。特にゼネラリスト(中間管理職)の場合が課題です。

 

ただ、勤続20年以上のスタッフがいる日系企業も多くあり、「勤めている会社」→「私の会社」→「私の家族」まで関係性を醸成できれば、献身的に働いてくれるようです。

 

日越の社会的背景、習慣、文化などの違いも、労使間で共有しておくことが重要です。

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