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SSI証券のべト「株」探訪記

2017年第1四半期の概況
GDPは減速だが明るい兆しも


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月末から4月上旬のベトナム株式市場はかなり活況で、VNインデックスは730ポイントを超えて9年間での最高値に達した。市場成長の主な原動力は国内投資で、国内投資者は市場全体の総売買代金の88.32%を占め、前年同期の84.7%より高かった。海外投資者の売買代金は減少したが、継続的な買越しが市場に良い影響を与えたと思われる。

株式市場の伸びに反して第1四半期のGDP成長率は5.1%で、12四半期での最低値になった。ただ、年初2ヶ月の経済指数で工業生産が大きく下落していたので、この低い経済成長率も予想された。工業・建設指数は4.17%のみ上昇し19四半期で最低。鉱業指数は10%も落ち、中でも原油・ガス探査指数は13.6%減、石炭鉱業指数は5.5%減だった。加えて、製造・加工指数は8.3%増で4四半期での最低水準、電気生産・分配指数は9.5%増で12四半期での最低だった。また、繊維工業指数は2016年に16.9%増と製造・加工業界で2番目の伸びだったが、勢いが減速して11.4%増となった。

明るい兆しも見られる。まず、バクニン省で追加登記資本金が23億USDのSamsung Displayプロジェクト、ビンズン省で認可された総登記資本金が13億USDの18のプロジェクトのおかげで、3月のFDI認可額は43億USDに達した。第1四半期のFDI認可総額は77億USDで前年同期比92%増となっており、今後のFDI支出促進が予想できる。次に、サービス業では7.38%増の卸売・小売、7.76%増の銀行・金融、6%増の宿泊・配膳など主な分野が高い成長率を示し、第1四半期の伸び率が6年間で最高値となった。

最後に、ベトナムを訪れた外国人観光客数は320万人となり、前年同期比29%上昇した。

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