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SSI証券のべト「株」探訪記

大型株により5 月は新記録
魅力が増すベトナム株式市場


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月のベトナム株式市場は新記録を立てた。5 月29 日にVN インデックスは過去9 年間で最高値の746.25 ポイントに達し、2016 年末に比べて10.97%の上昇。平均売買代金は1 日当たり5 兆6000億VND となり、4 月に対して21%の上昇、2016 年度同期比で2 倍も増えた。

2012 年にホーチミン証券取引所(HOSE)によって運用が開始されたVN30index は、海外の主要インデックスと同じく浮動株式数と流動性で調整され、市況を明快に表すと言われる。このVN30 が4.84%増となり、大型株
が市場成長の大きな原動力となった。ペトロリメックス総公社(PLX)やビナミルク(VNM)、およびベトナム投資開
発銀行(BID)や、べトコムバンク(VCB)などの銀行株が市場の成長率に一番大きく貢献した。

国会常務委員会は不良債務処理に関する決議や、2010 年に公布された信用組織法の改正案について討議している。今回この委員会で出される決定は、不良債権や業績が良くない信用協同組合の処理を早くし、銀行組織の改善を推進して、不活発な状況が長く続いている銀行株を押し上げると期待される。5月のVN インデックスの伸び率は2.8%だが、銀行株の平均成長率は9.65%だった。

大手格付会社であるアメリカのムーディーズとイギリスのフィッチレーティングスは、ベトナムの長期信用格付け見通しを「安定的」から「ポシティブ」に引き上げた。前号で説明した「新興国市場」への昇格計画と共に、ベトナムは海外投資家の関心を引き付けている。ベトナム株式の現在の株式収益率(PER)は15.9 倍でタイとほぼ同じ、域内諸国の市場の中で最低位になった。成長性および投資の魅力が多いベトナム市場に対して、このPER はかなり低いと考えられる。

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