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Creator's Eye 広告制作から見たベトナム人

アジア人はビビッドカラーと「間抜け」がお好き!?


アジアでデザインの仕事を始めた時にまず初めに感じたのは、色彩感覚の違いでした。熱帯気候ならではのビビッドなカラーが東南アジア、特にベトナムの方々にウケる傾向が強く、日本や中国などで好まれるような、淡く優しい色彩はなかなか理解していただけません。

太陽光の強さや、気候の影響もあるのかもしれませんが、彼らの好きなビビッドな色彩で彩られた街並みは、アジアをよりエネルギーのある街に写しているように感じます。

また、色彩感覚と同時に感じる大きな違いの一つに「間」の感覚があります。これはおそらくアジアでデザインの仕事を始めた方が初めに感じる、「?」なことではないかと思います。デザインでいう「間」とはレイアウト時に意図的に作り出す余白の事で、ホワイトスペースなどとも言います。

本号の表紙がまさによい例で、美しく計算された間によって誌面が構成されています。まさに「ナイス間!」という感じですが、ベトナム人の方々にはよく「Empty…」と言われます。様々な方法で根気よく説明するものの、「空白=Cheap」という感覚があるようで、何か入れないともったいないと感じてしまうようです。間がないわけですから「間抜け」ということ(笑)。

お笑いでも音楽でも、「間」はとても重要な要素だと言われていますし、間を制するものは世界を制し、間を抜くと言葉の通り「間抜け」になってしまうかもしれません……。「間」は国民性によってずいぶん違うものですね。

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