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若手リーダーのためのイノベーション講座

Agritech


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倍。この数字が何を表しているかご存知でしょうか? これはオランダと日本の農家1戸辺りの、農地面積を比較したものです。日本は農業先進国だと思われていますが、生産性という点ではむしろ後進国と言ってもいいかもしれません。

実は今、世界の食料不足問題を解決するために、「アグリテック」と呼ばれる領域で様々なベンチャーが生まれています。その中でも非常に面白い取組みをしている2 企業を紹介しましょう。まずはアメリカのEXO 社。コオロギを主原料としてプロテインバーを作り、低コスト高タンパクの食品を提供しています。
「絶対食べたくない!」と思われるかもしれませんが、国連食糧農業機関からも非常に栄養価の高い食物として認められ、最近では宇宙食としても注目を集めています。

続いて、ある絶滅危惧種の生物を完全養殖しようとするベンチャー企業です。その生物とは「クロマグロ」。皆さんも「近大マグロ」を食べたことがあるかもしれませんが、運営しているのはアーマリン近大という近畿大学傘下のベンチャーです。日本はクロマグロの約70%を消費しているようで、何とか大量生産に向けて成功してほしいですね!

現在世界では、VC(ベンチャーキャピタル)からベンチャー企業への投資総額が年々増加傾向にありますが、どちらかというとIT 系への投資が多く、結果的に時間もお金もかかる他の分野への投資が制限されていることも珍しくありません。ただその中でSVC(ソーシャルベンチャーキャピタル)という社会課題を解決するためのVC も生まれており、Agritech も重要な投資先の一つと考えられています。

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