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SSI証券のべト「株」探訪記

VNインデックス下落も安定
企業の業績好調が市場を牽引


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月初めに790ポイントの新記録に達したVNインデックスはその後BIDV(ベトナム投資開発銀行)の元会長に関する噂により、大幅に下落。それにも関わらず、投資家心理は相対的な安定を維持した。また、デリバティブ(金融派生商品)取引の開始により、市場に新たなリスク予防策が加えられた。7月には、外国人投資家の買越し額が2兆5000億VNDで、年初以来最高値となっている。

7月のベトナム各経済指標は好調を維持している。第二次産業は改善傾向が第2四半期から持続し、鉱工業指数が前年比8.1%増で、今年7ヶ月間で6.5%増と年初以来最高値だった。鉱業の低迷を受ける2017年全体の成長を見ると、その分の鉱業価値を除けば上半期のGDPは前年比7%増で、過去数年間で最高値となっている(2014年は5.9%、2015は6.4%、2016は6.2%増)。

7月の新規設立企業数は1万1600社で、前月比8.7%増、前年同期比21.3%増と明るい兆しだ。一方、事業停止企業数は5700社で、前月比11%減、前年同期比4%減。6月に可決された中小企業支援法の後、これは心強い結果だと見られる。

証券取引所の上場企業680社が第2四半期の業績を発表し、6ヶ月間の総利益が72兆8000億VNDに達して、前年同期比で23.6%増となった。主要株価指数「VN30」構成銘柄30社のうち、29社が黒字を計上し、6ヶ月間の総利益が41兆2000億VND、前年比23.4%増となった。景気の好循環から恩恵を受けている各業種の利益成長率は、市場全体の成長率より上回っている。具体的には金融サービス(前年比+525.4)、食品・飲料(+43.5%)、建設・建材(+43.8)などで、一方、自動車・部品(前年比-33.5%)や石油(-50%)は利益が減少している。

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