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SSI証券のべト「株」探訪記

市場の活況とマクロ経済の好転
GDP6.7%は可能か?


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月のベトナム株式市場は目覚ましい成長を遂げた。ダナンで開催されたAPEC首脳会議の成功による経済貿易協力への期待、改正金融機関法などを可決した第4回国会、ビナミルクをはじめ国営企業の株式売却の加速などから市場が積極的な動きを見せ、投資家心理も大幅に強くなった。VNインデックスは、112.65高(+13.45%)の949.93ポイントで今年最も高い上昇幅、年初以来285ポイント増(+42.87%)と2010年以来の上昇幅となった。

大株主の取引のおかげで流動性は大幅に高まり、平均売買代金は記録的な高水準で1日当たり7兆7300億VNDに達し、前月比69%増となった。中でも外国人投資家の売買は市場全体の29.3%を占め、11月にはビンコムリテール(5兆2370億VND)、ビナミルク(2兆5020億VND)、DIC不動産(1兆120億VND)を中心に買越し額が10兆7800億VNDに達し、年初以来の買越し額を24兆3590億VNDに引き上げた。

マクロでは、11月の鉱工業指数は過去数年間で最高水準の+17.2%となった。高成長を維持している電子製品製造部門の傍ら、多くの加工製造部門も顕著な改善を見せた。中でも医薬品製造業は10月の+8.7%から+32.9%に上昇。電気機器製造業も年初から生産能力を加速し続け、旧正月の季節要因を除くと、11月の+20.8%は過去数年間で最高値となっている。飲料、衣類、家具(机、椅子、棚、ベッド)の消費財関連3つ製造業も楽観的な成長を遂げ、11月のビール生産量は前年同期比+12.6%の3億7300万ℓで、衣服製造業は9ヶ月ぶり、家具製造業は5ヶ月ぶりの高水準に達した。

11月は貿易収支が5億9600USDの黒字となり、年初以来の輸出超過総額を31.7億USDに引き上げる朗報もあった。11月のマクロから見るとGDP目標の6.7%は行けるかもしれない。

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