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日系企業の人事 基本の「き」

ベトナム人スタッフの面接 応募者の要望への対応


面接をしていると、自分の要望をはっきりと伝えるベトナム人の方が多い印象です。全てが本音ではなく、企業側の感触をある程度確かめているのかもしれません。まず、高い給与を要望している場合を想定しましょう。現在の給与(過去数年の昇給状況を含める)、賞与、その他の手当など、まずは事実を確認してください。
 
基本給と手当の比率、残業の有無、労働時間、休日数など、年間を通じての総額および労働時間単価なども押さえておきたいです。そして、要望額の根拠を聞かせてもらい、話し終わるまでしっかり聞き役に徹してほしいです。
 
その間、話の客観性を確認しましょう。賃金相場は勤務地や各企業により大きなバラツキがあり、自分の能力の賃金相場を認識できていない人が多く、ある意味、認識できない環境でもあります。また、通勤時間+勤務時間=労働時間との意識が強く、通勤時間が長いと割増を要望する場合が多く見られます。このため、必ず自宅から会社までの通勤時間の確認が必要で、目安は45分以内です。
 
重要な観点は、短期的に給与額を考えている人が多いことです。3年勤務した累積給料が本人の希望金額を超える場合などもあるので、中長期的に勤務するメリットをしっかり説明することが重要です。
 
その他の要望、例えば教育研修、日本への出張・研修などは有無をはっきり伝えましょう。安易な約束は控えた方がよいです。人と人との信頼は、小さい約束を守ることからでしか醸成できないものです。個人的には、社員には権利と義務があり、義務を果たしてから権利を主張するように教育していく必要があると思います。

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