ライフ

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3000文字の良書梗概

負の感情を捨てる方法
「最悪」は0.1秒で最高に変わる 【後編】


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「とらわれ」の原因は、周囲の環境に対する感情の作用ともいえます。あるときは、不快な状況だったり、あるときは嫌なタイプの他人だったり、そうした状況や人間に自分が対峙したときに、それらに執着することで、自分が「とらわれ」の状況に陥ってしまうのです。一旦執着すると、状況や他人を認知する方法が変わってきます。そして、次のような思考パターンにとらわれるのです。(1)0か100 か思考:これは、完璧主義の人に多いのですが、物事を白黒や良し悪しなど、0か100 の両極端にとらえる思考です。少しのミスでも許せないので、自分が完全な状態でないと常に不満を抱くことになります。(2)超極端思考:一つの失敗や問題が起きると、すべて同じように失敗や問題が起きると考えたり、悪いことは拡大解釈したりするのに、良いことは過小評価するという思考です。(3)絶対○○すべき思考:一度考えたことは何が何でもやりとおさなければいけないと思い込

7つの「とらわれ」パターンのどれかを客観的に把握

んでしまうので、できなかった自分に対して罪悪感を持ち、自分を次第に追い込んでいきます。
(4)感情的決めつけ思考:これは、自分の気分や感情によって、状況や周囲の人間を判断することです。特に不安や焦りといった、マイナスの感情の焦点を当てて、その後の行動を決めます。行動を決定する根拠が感情だけになってしまうので、客観的な判断をせず、短絡的にレッテルを貼って決めつけるのです。
(5)マイナス化思考:すべてのことを否定的に解釈する思考のことです。この思考にとらわれていると、日常生活のすべてがマイナスに思えてきます。
(6)結論思い込み思考:2、3のネガティブな出来事から、悲観的な結論を導き出すような思考です。口癖としては、「きっと~に違いない」「また~だ」です。
(7)悲劇の主人公思考:マイナスな出来事を何でも自分の責任にしてしまう思考のことです。周囲で起こったこともすべて自分のせいにしてしまうため、何もやる気が起きなくなります。
もし、もやもやした気持ちになったら、このような感情パターンのどれかに当てはまらないか考えてみてください。7つのとらわれのパターンのどれかを客観的に把握するだけでも効果はあります。そのうえで、自分の周囲の環境への意識を変えて、感情に惑わされないようにすることが重要です。

「今が十分」とまず定義してから次に進む

どんなことをしていても、次を求めるのではなくて、今が十分、今が幸せとまず定義してから、一歩進むのとそうでないのとでは、大きな差が出てきます。今で十分に幸せ、次も一生懸命やろうと思うわけです。ある仕事をこなせなかったときに、「なぜ、できないんだ」「また達成できなかった。本当にダメだな」と思うと、苦しくなります。でも、「ここまで来られてよかった」とか「毎日実行できて偉いなあ」というふうに考えると、気持ちが落ち着いてくる。今でも十分幸せなんだと感じるのが、自分の感情をコントロールする第一歩です。
幸せは揺れ動きません。常に「今ここ」にあるのです。満足は揺れ動きます。常に「次から次へ」求めてしまうのです。だから、あなたの満足もあなたがつくれるのです。
感情をコントロールするには、自分の本当の好きと、本当の嫌いの違いをきちんと知る必要があります。自分の好き嫌いや極端な思考が理解できれば、初めて会った嫌な人にも柔軟に対応できるようになります。
人は常に過去の経験が蓄積されたデータベースから、情報を引き出してきます。対象をしっかり見ずにパッと一瞥して「あっ、あのときと同じ感じだから好き」とか「あの人と同じ感じだから嫌い」とか簡単に評価をくだしてしまいます。
でも、自分のデータベースより、目の前のことや人をしっかり見つめて、そこから判断することのほうがずっと大切です。だから、極端な自分の「好き・嫌い思考」が働いたら、「もう少し相手をちゃんと見てみようよ」と自分の中の先入観を横に置くことを、ぜひしてみてください。そうすることで、あなたの過去の記憶やとらわれているものが、偏見や先入観で直感を鈍らせる敵から、柔軟でより深い判断の助けをする、あなたの味方に変わるのです。

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