ベトカル

Vietcul

人気メディアの編集長に取材!

創刊15年の自動車雑誌
試乗ページが人気 vol.03


営業職や銀行員も参考に?

マーケティング&コミュニケーションディレクターのMr. Cao Quy Vu Anh
撮影/大池直人

「ベトナムの自動車生産台数は年間約16万台ですが、輸入した部品で組み立てるノックダウン生産を含めると、2014年で30万台というデータがあります。累積台数ではもっと増えます」

車の主な購入者は都市部の中間層で、安定収入がある人だそうだ。人気があるのは小型車と中型車だが、富裕層に売れているのはレクサス、メルセデスベンツ、BMWとか。

同誌の最大の特徴は4~6ページの「テストページ」で、編集チームが試乗してレビューする。セダンやコンパクトカーは一般道や高速道路、SUVは山道などで走行し、ハンドリング、コーナリング、レスポンス、ブレーキングなどを試すほか、車内のノイズやエアコンの効き具合などもチェックする。

「ベトナム販売前の車種は、プレス招待でタイなどに行って試乗しています。読者に人気のコーナーです」

同誌はベトナム初の自動車専門誌とアイン(Anh)氏。創刊以来15年続いている「ヘッドライト」は、ベトナム自動車市場への意見や分析、製品や交通事情を掲載している。

ユニークなのが「統計データ」で、雑誌が開きやすい中ほどにページにある。ここでは各メーカーの経営内容がわかるので、一般読者だけでなく、自動車メーカーの営業担当が他社の調査に利用しているという。また、銀行のローンの審査部でも、人気のブランドや車種を参考にしているそうだ。

「車はローンで買う人が多いのですが、人気の日本車なら情報が多いので審査が早く、逆に情報がない車種は審査が遅くなることがあるようです」

東京モーターショーも取材

車の写真は撮影が多いが、メーカーの代理店から提供を受けたり、海外で行われた「クラシックカー大会」などの趣味のコーナーでは、個人から入手することもあるという。ちなみに趣味系の記事が多いのは、主にライフスタイルとしての車を扱う、姉妹誌の「Xe & Doi Song」だ。

定番となっているのが最後に掲載する車種別データ。メーカーからの正式な資料に基づき、ベトナムで販売している全車種の情報が一覧となっている。各車のデータや価格の他、代理店などの情報もあって便利だ。

メインのオフィスはハノイにあり、OTO XE MAY VIET NAMとXe& Doi Songを合わせた編集者が約30名、その他に記者やマーケッターなどがいる。ホーチミン市にはOTOの編集が5人、記者8人、マーケッターが2人だそうだ。

「10月に開催される東京モーターショーには3人を派遣する予定です」

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