ベトカル

Vietcul

人気メディアの編集長に取材!

空港ラウンジで見かける
越英バイリンガル旅行誌 vol.04


体験記事が雑誌の売り

エグゼクティブ・ディレクターの
Mr. Nguyen Ky Nam

2005年頃には家庭誌やライフスタイル誌などが多くあり、各誌に「トラベル」のコラムがあったが、旅行専門誌は見当たらなかった。旅行に心を奪われていたナム(Nam)氏は、そんな背景もあって「Du Lich & Giai Tri」を作ったという。

「最初はガイドブックのように、手に持ちやすく、丸めてもOKなA5判横型にしました。しかし、広告主は大きいサイズを望んだので、7号目以降はA4サイズに変えました」

同誌の特徴といえば、全体の3割を占める「KNOW & TELL」という記事だ。編集者が実際に旅行を体験して、実感したことを書いている。

「国内なら各旅行会社やホテル、リゾートなどがツアーやサービスを知ってもらうために記者を招待し、体験してもらっています。しかし、紹介するのはサービスの質が最低で、国際基準の3つ星以上です」

海外の観光地に関して、ほとんどは各国の政府観光局が自国の観光を促進するため、旅行会社や記者を招待するという。「観光の宣伝活動なら、タイが一番積極的に行っているかもね」とナム氏は語る。

次にページ数の多いのは「FOOD & DRINK」で、レストランや旬の料理の紹介、シェフやレストラン経営者の取材記事もある。他には、新たな観光スポットやホテルを紹介する「FIRST LOOK」、芸能人やビジネスマンの取材記事もある。取材では彼らの旅行体験や、ベトナム観光産業の発展のために参考となる海外の先進事情などを聞いている。

注目される日本と韓国

「飛行機代のためか、残念ながら国内ツアーとタイやシンガポールなど近隣諸国への海外ツアーの料金は、ほぼ変わりません。そのため、国内よりも海外旅行に行く人が多くなっています。ただ、国内旅行の場合はツアーを使わず、仲間同士でバックパック旅行をするか、家族旅行、または社員旅行が多いです」

数年前まではASEAN諸国、特にタイが人気だったが、最近注目されているのは韓国と日本だという。その原因はASEAN諸国への旅行が食傷気味だから。韓国や日本へのツアーの料金は約2000万~3000万VNDでやや高めだが、ベトナムの生活水準がどんどん上がっており、一般の会社員でも少し節約すれば行けるようになっている。

「ベトナムへの参入は韓国より遅いものの、日本はこの数年、ベトナム人観光客を誘致するために観光ビザの発給要件を緩めたり、ツアー料金を割引したり、様々な活動を進めています。これからも日本への旅行者は増えていくでしょう」

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