ベトカル

Vietcul

イベントオヤジの独り言

イベント失敗編(ネジ泥棒) Vol. 23


近、「原稿がマニアックで、あまり面白くないのでは?」と、ふと思いました。そこで今回からは、イベントオヤジ30年の歴史の中での失敗談や恥ずかしかった出来事などを、思い出しながら書いていきます。30年もやってると大成功したことや感激したことは忘れがちですが、こうした話は一生忘れないもの。順不同ですが、思い付きで書いていきます。

まずは30年程前、確かゴルフ大会のイベントで、日本全国の数十ヶ所を巡回していたときのこと。手伝ってもらっていたディレクターは元金融関係者で、イベントの現場でもいつもアタッシュケースを離さない、ちょっと危ない感じの方。彼は、「私は受付看板の専用留ネジも持ち歩いてるんですよ」と、アタッシュケースから自慢気にネジを取り出して見せるんです。心の中で「それはサプライヤーさんに頼めばいいのに」と思いましたが。

あるとき、朝4時起きで現場に到着。ふと見ると受付の看板が無造作に置いてあります。サプライヤーさんに尋ねると、「なぜか専用のネジがなくて、取り付けられないんです!」。「もうお客さん来ます! 急いでください!」。「釘で打ちますか?」、「いや、次の会場でも使うので専用ネジで!」。あ、そうだ、と思い出したのが「彼」。呼び出して「早く、ネジちょうだい!」と言うと、「ごめんなさい。旅館に忘れました…」。「え!」。結局、私はスタッフと一緒に手で看板を支え、何事もなかったように「おはようございます…」と来場者に挨拶。アタッシュケースの彼は結局、これが最後の現場。

これって「ネジ泥棒」?

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